マンションLED化のメリットや工事の流れをご紹介

マンションLED化のメリットや工事の流れをご紹介

マンション管理の課題として挙げられるのが管理費の削減です。管理費の中でも対策を行うことで高い削減効果が見込める経費に「電気代」が挙げられます。マンションでは共用部の照明をLED化することで電気代が抑えられ管理費の削減が可能です。

そこで本記事では、マンションをLED化するメリットやLED化に活用できる補助金・助成金、LED工事の流れをご紹介します。

こんな方におすすめです。

  • マンションの管理会社
  • 管理会社フロント
  • 管理組合理事長
  • 管理組合理事

01.マンションのLED化のメリット

マンション共用部に特化して見てみると、一般家庭よりも点灯時間の長さに特徴があります。マンション共用部の照明を省エネ・省コスト効果の高いLEDへ更新すると、管理費の削減に繋がります。

では、マンションをLED化する主なメリットを3つ見てみましょう。

01.1LEDは日々消費する電力が低い

LED照明は従来の照明器具と比べ、消費電力が低い照明です。LEDの消費電力は他3つの照明と比べると次の割合になっています。

【LED照明と従来の照明を比較したときの消費電力】

  • 蛍光灯の約30%
  • 白熱電球の約20%
  • 水銀灯の25%

蛍光灯や白熱電球、水銀灯から、消費電力が低いLEDに変更すると日々発生する電気代を削減できます。

01.2LED化するとランニングコストも抑えられる

LEDは他3つの照明と比べると寿命が長い商品です。各照明の寿命は次のようになっています。

【照明の寿命】

  • LED:40,000〜60,000時間
  • 蛍光灯:6,000~12,000時間
  • 白熱電球:1,000〜2,000時間
  • 水銀灯(HID):12,000~24,000時間

マンションの共用部の照明は24時間365日点灯している箇所が多くあり、年間8,760時間点灯していることになります。

LEDは以前より広く普及していた蛍光灯と比べても3倍以上の寿命をもっています。寿命が長いということは、電球の交換頻度が少なくなります。

イニシャルで発生する電球代は蛍光灯や白熱電球の方が安価ですが、寿命や交換頻度を加味して10年間使用を続けた場合のランニングコストはLEDに軍配が上がります。

蛍光灯や白熱電球からLEDへ更新するとどのくらい電気代が抑えられるのかを、詳しくご紹介している記事があるので一度下記をご確認ください。

01.3電球交換作業の負担が減る

マンション共用部の照明の設置や点灯は建物内の安全性を高める大切な作業です。照明は災害時の避難誘導の役割も担っているので欠かすことはできません。

誘導灯・非常用照明器具は消防法や建築基準法によって設置と点検が義務付けられており、遵守していない場合はマンションの所有者や管理者、占有者に罰金が科せられます。

定期点検は消防法だと6ヶ月に1回、建築基準法では6ヶ月〜1年の間に行政が定める時期に行わなければなりません。不点灯やちらつきがある照明は交換する必要が生じるため、寿命が短い蛍光灯や白熱電球は交換頻度が高くなります。

LEDへ更新すると消費電力の抑制で電気代の削減に繋がるだけではなく、長い寿命によって交換頻度が減少するため電球交換作業の負担を軽減できるのです。

02.LED化に活用できる補助金・助成金について

省エネ・省コストの両方のメリットが得られるマンションのLED化を推進するため、補助金・助成金を提供している自治体があります。補助金・助成金の申請が通ると省エネ・省コストのメリットに加え、LED化に係る費用も抑えられます。

02.1東京都はマンション共用部のLED化に活用できる補助金・助成金が多い

特に東京都に関しては、マンション共用部をLED化するときに係る費用を助成している自治体が多いです。補助金の上限は30〜450万円までと自治体によって異なります。

事前に省エネ診断を受けること・区内の業者が工事をすること、などを条件にしている自治体もあり、申請するためにはこれらを満たさなければなりません。

令和3年度(2021年度)のLED補助金・助成金に関しては2022年1月~3月が申請期限となっています。東京都内でマンション管理を行なっている方は一度下記の記事をご確認ください。

02.2補助金・助成金を受けられる内にLED化を行うことをオススメします

照明器具の時勢はここ数年で目まぐるしく変化しています。照明を生産している大手メーカーは政府が発表している「新成長戦略」や「エネルギー基本計画」、一般社団法人 日本照明工業会の「照明成長戦略2020」に基づき、2019年3月末をもって蛍光灯照明器具を完全に生産終了しました。

また、国際条約「水銀に関する水俣条約」や政府が制定した省エネ法によって、蛍光灯・白熱電球・水銀灯からLEDへの切り替えが加速しています。

つまり、今使用している蛍光灯・白熱電球・水銀灯の在庫が手に入りづらくなり、近い内に必ずLEDに交換しなければならない状況が来るのです。

LED化に活用できる補助金、助成金は年々減少しています。マンションをLED化するなら、補助金・助成金を受けられる内の導入がおすすめです。

03.LED導入の流れ

蛍光灯などの従来品から、どのようにLED照明に変更するのか気になる方も多いでしょう。ここでは、エスコにてLED工事を実施する時の流れをご紹介します。

ステップ1.LED導入に関するヒアリング

LED化に関するヒアリング(省エネコンサルティングなど)を行います。LED照明の設置場所や導入スケジュールなどをお伺いし、LED化の計画を具体化します。

ステップ2.現地調査

図面を基に現場確認を行います。

【現場確認ポイント】

  • 照明器具、ランプの種類
  • 照明器具の台数
  • 稼働状況、など

ステップ2では、省エネ診断によって省エネ効果を検討。どのくらい省エネ・省コスト効果が見込めるのかをお客様に説明します。また、申請可能な補助金・助成金もご案内します。

ステップ3.商品選定・見積もり

現地調査のあと、LED照明の商品選定を行います。見積もりを出すまでサポート費用は無料です。

エスコでは下記のメーカーの商品を取り扱っています。特定のメーカーに偏ることなく各マンションに適した照明をお客様のニーズに応じて提案します。複数メーカーの利用も可能です。

【エスコの取り扱い照明メーカー】

  • パナソニック
  • オーデリック
  • 東芝ライテック
  • 大光電機
  • 三菱電機
  • SKC Lighting
  • 遠藤照明
  • カメイ
  • コイズミ照明
  • 内田洋行
  • 岩崎電気

上記のほか、大手照明メーカーと提携して開発したエスコオリジナル仕様照明の提案もできます。

マンションならエスコ・オリジナル仕様照明を導入できる

エスコでは大手照明メーカーと提携しマンション共用部向けのエスコ・オリジナル仕様照明を企画しています。オリジナル照明はマンション共用部に適切な明るさで調整ができ、高い省エネ効果が見込める商品です。

交換方法においては照明器具ごとではなく電球だけの交換で済むケースも多いため、交換費用も抑えられます。

【オリジナル照明の特徴】

  • マンション共有部に求められる適切な照度に調整
  • 既存照明の器具跡や日焼けを隠せる大きめの設計
  • 電球交換が可能な電球タイプ(E26口金)を採用

ステップ4.契約・発注・納期管理

LED照明の商品選定から見積もりまで終了し、お客様の了承を得たら契約を締結します。その後、LED照明の発注や納期の管理を行います。

ステップ5.工事手配・設置工事

工事の手配を行い、スケジュールに沿って設置工事を開始します。LED工事においては、既存の安定器に電気が通らないようにする「バイパス工事」、または器具本体ごと取り外す「器具交換」が行われます。

ステップ6.アフターフォロー

LED工事が終わったあともきちんとフォローします。エスコではお客様の疑問や不安を緩和する24時間対応のコールセンターを用意。お気軽にご利用ください。

04.LED導入の流れ

エスコは全国のマンション2万棟以上へのLED導入実績があります。エスコが信頼するメーカーや工事店とのネットワークを全国に構築しているので、都市部から地方まで各地のマンションに対応可能です。

また、LED工事を手配するだけではなく、省エネコンサルティングや省エネ診断など事前のサポートからLED導入後のアフターフォローまで、一貫したサービスをワンストップで提供できます。

マンションの管理費に悩んでいる方やLED化に興味がある方は一度エスコにご相談ください。

本サイトへ誘導本サイトへ誘導本サイトへ誘導本サイトへ誘導本サイトへ誘導本サイトへ誘導本サイトへ誘導本サイトへ誘導本サイトへ誘導本サイトへ誘導本サイトへ誘導本サイトへ誘導

エネルギーマネジメントカテゴリの最新記事